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医王寺の宝物 磐田市 重要指定文化財

医王寺では、地震、火災、戦災など数々の災いに遭いながらも、多くの寺宝を現代の世まで保管して参りました。その苦労が認められ、医王寺の宝物のいくつかは、磐田市の重要文化財指定を受けております。
先人から受け継がれている数々の文化遺産は、人類共通の宝物です。次の世代のために大切に保管し、伝承して参ります。

運敞僧正の書

運敞僧正の書

重要指定文化財の医王寺宝物一覧

紙本金地著色三十六歌仙図

紙本金地著色三十六歌仙図

医王寺にある三十六歌仙図は、江戸時代の前期に狩野派の絵師が描いたもので、三十六の歌仙それぞれの表情が豊かに、そして色鮮やかに描かれています。

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和算額

 

江塚平兵衛門時之氏 ご奉納の和算額

和算額とは、額や絵馬に数学の問題や解法を記して、神社や仏閣に奉納したもののことを言います。

和算は大変高度な学問であり、和算を修学していることは大変名誉なことでした。

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中教院扁額

 

中教院扁額

医王寺の書院・客殿の正面には「中教院」と書かれた扁額を掲げています。
この中教院というのは、明治5年(1872)教部省の社会教育施策として、神仏合同布教による民衆教化のために全国に教導職制が施行されました。
教導職はその当時、僧侶や神官などが任命されました。

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大般若経六百巻

大般若経六百巻(だいはんにゃきょうろっぴゃくかん)天海本の初版

医王寺所蔵の「大般若経」一部六百巻は、正保2年(1645)、江戸時代前期の大名、松平右衛門太夫正綱(まつだいらうえもんだゆうまさつな)(1576年~1648年)から鎌田山薬師堂へ寄進されたものです。

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医王寺文書

武田信君(穴山信君)禁制 年欠 7月28日

戦国期に武田信玄の甥にあたる穴山信君〔梅雪〕が、鎌田の医王寺に下した禁制です。
内容は、寺領内での軍勢の乱暴狼籍・竹木伐採・寺中陣取の3点の禁止を命じたもので、長篠の戦いが起きる天正3年(1575)より前のものと考えられます。

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医王寺の庭園及び参道

枯山水の庭園 客殿西側

医王寺は、天平年間(729~749)に創建されたと伝えられているように、静岡県下でも有数の歴史を持った寺院になります。
また、広大な境内の中に約1,000㎡におよぶ枯山水の古庭園を有しているため、境内全体が磐田市の重要文化財として指定されているのです。

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